初夏の爽やかな風が吹く通学路。
学校の手前の大きな交差点まで来たところで、赤信号に引っかかり、私は足を止めた。
周りには同じ学校の生徒たちが増え始めていて、少し緊張する。
「おい、結愛!!」
突如、後ろから私の名前を呼ぶ、低くて怒気を含んだ声が響いた。
驚いて振り返った瞬間、視界が大きく揺れる。
「ひゃっ……!? れ、零くん……!?」
猛ダッシュで追いかけてきたのか、少し肩で息を荒くした零くんが、私の目の前に立っていた。
学校で見せるいつもの涼しげな表情はどこへやら、眉間に思いっきりシワを寄せて、私を激しく睨みつけている。
「お前、いい度胸してんじゃん。俺を置いて先に行くとか、マジで何考えてるわけ?」
「だって、零くん昨夜のぼせてて体調悪そうだったし、ゆっくり休ませた方がいいかなって……。それに、学校では他人のフリしろって……」
学校の手前の大きな交差点まで来たところで、赤信号に引っかかり、私は足を止めた。
周りには同じ学校の生徒たちが増え始めていて、少し緊張する。
「おい、結愛!!」
突如、後ろから私の名前を呼ぶ、低くて怒気を含んだ声が響いた。
驚いて振り返った瞬間、視界が大きく揺れる。
「ひゃっ……!? れ、零くん……!?」
猛ダッシュで追いかけてきたのか、少し肩で息を荒くした零くんが、私の目の前に立っていた。
学校で見せるいつもの涼しげな表情はどこへやら、眉間に思いっきりシワを寄せて、私を激しく睨みつけている。
「お前、いい度胸してんじゃん。俺を置いて先に行くとか、マジで何考えてるわけ?」
「だって、零くん昨夜のぼせてて体調悪そうだったし、ゆっくり休ませた方がいいかなって……。それに、学校では他人のフリしろって……」



