ただ、温かい風に吹かれながら、私の腰のあたりにトスッと自分の頭を預けてきた。
「ひゃっ……!? れ、零くん……?」
「……うっせぇ、動くな……。あつい、から、支えて、ろ……」
言葉は少し俺様だけど、パジャマの裾をぎゅっと掴む彼の指先は、まるで私をどこにも行かせたくないみたいに強引で。
真面目にドライヤーをあてながら、私の顔はもう茹でダコみたいに真っ赤になっていた。
指に絡まる髪がすっかり乾き、ドライヤーのスイッチを切ると、部屋に急な静寂が訪れる。
「零くん、乾いたよ……?」
そっと声をかけると、零くんは小さく
「……ん、」と呟いて、そのまま私の腰に顔を埋めたまま、規則正しい寝息を立て始めた。
本当に限界までお風呂でのぼせて、そのまま寝落ちしてしまったみたいだ。
(どうしよう……。これ、起こした方がいいのかな……?)
でも、すやすやと眠る零くんの顔は、学校でのツンとした俺様な王子様とは別人のように幼くて。
私は起こすこともできず、ただその熱い体温を感じながら、夜が明けるまで激しい動悸と戦い続けることしかできなかった。
「ひゃっ……!? れ、零くん……?」
「……うっせぇ、動くな……。あつい、から、支えて、ろ……」
言葉は少し俺様だけど、パジャマの裾をぎゅっと掴む彼の指先は、まるで私をどこにも行かせたくないみたいに強引で。
真面目にドライヤーをあてながら、私の顔はもう茹でダコみたいに真っ赤になっていた。
指に絡まる髪がすっかり乾き、ドライヤーのスイッチを切ると、部屋に急な静寂が訪れる。
「零くん、乾いたよ……?」
そっと声をかけると、零くんは小さく
「……ん、」と呟いて、そのまま私の腰に顔を埋めたまま、規則正しい寝息を立て始めた。
本当に限界までお風呂でのぼせて、そのまま寝落ちしてしまったみたいだ。
(どうしよう……。これ、起こした方がいいのかな……?)
でも、すやすやと眠る零くんの顔は、学校でのツンとした俺様な王子様とは別人のように幼くて。
私は起こすこともできず、ただその熱い体温を感じながら、夜が明けるまで激しい動悸と戦い続けることしかできなかった。



