コンコン、と力なくドアがノックされ、私が返事をする前にガチャリと扉が開いた。
「おい、結愛……っ、あ……」
「ひゃいっ!? れ、零くん……!?」
入ってきた零くんの姿を見て、私はベッドの上で完全に固まった。
黒いTシャツにスウェットというラフな部屋着姿。
だけど、様子が明らかにおかしい。
いつもは涼しげで完璧な彼の顔が、耳まで、首元まで真っ赤に染まっている。
お風呂に長く入りすぎたのか、完全にのぼせて頭がぽーっとしているみたいだ。
濡れた黒髪がハラリと額にかかっていて、潤んだ瞳はトロンと虚ろ。
まるで本当にお酒に酔っ払っているみたいに足元がおぼつかない。
首元にかけられたタオルからは、湯気と一緒に、甘くて爽やかなシャンプーの香りが部屋中に広がった。
「零くん…? 大丈夫…っ?」
心配になって声をかけた瞬間、零くんはフラリと、だけど吸い寄せられるようにベッドのフチに倒れ込んできた。
マットレスが大きく沈む。
「あ……? 結、愛……ぁ、」
零くんは低くあいまいに声を漏らしながら、私の両手首を片手でひょいと掴んで、ベッドの上に固定した。
「え……?」
視界がくるりと回る。
「おい、結愛……っ、あ……」
「ひゃいっ!? れ、零くん……!?」
入ってきた零くんの姿を見て、私はベッドの上で完全に固まった。
黒いTシャツにスウェットというラフな部屋着姿。
だけど、様子が明らかにおかしい。
いつもは涼しげで完璧な彼の顔が、耳まで、首元まで真っ赤に染まっている。
お風呂に長く入りすぎたのか、完全にのぼせて頭がぽーっとしているみたいだ。
濡れた黒髪がハラリと額にかかっていて、潤んだ瞳はトロンと虚ろ。
まるで本当にお酒に酔っ払っているみたいに足元がおぼつかない。
首元にかけられたタオルからは、湯気と一緒に、甘くて爽やかなシャンプーの香りが部屋中に広がった。
「零くん…? 大丈夫…っ?」
心配になって声をかけた瞬間、零くんはフラリと、だけど吸い寄せられるようにベッドのフチに倒れ込んできた。
マットレスが大きく沈む。
「あ……? 結、愛……ぁ、」
零くんは低くあいまいに声を漏らしながら、私の両手首を片手でひょいと掴んで、ベッドの上に固定した。
「え……?」
視界がくるりと回る。



