映えるキミと恋をする



本人から聞いた年齢なのに、半信半疑状態で私はスマホのカメラを構える。


「とりあえず最初は画角こんな感じで。後はてきとーにぱしゃりぱしゃりとしてくれたらおっけー」


なんの変哲もない石階段に座るShinonさんを角度を変えながら撮っていく。

そんな中で、カメラ目線になった時にスマホ越しだけど、目が合うようで不覚にもドキッとしてしまう。

いけない。カメラマンという大役を任せられたんだからそんなこと思ってちゃだめだ。


「じゃ、振り向きで撮って」

「は、はい」


背中を向けられた矢先にくるりとかわいらしいお顔がこちらを向く。


くっ……あどけない。
可愛いのにどこか小悪魔要素を感じる。


「もしもーし、目瞑ってたら撮れないよー?」

「すみません。可愛さがまぶしくてつい。真面目にやります」