片方だけ。 裏返す。 そこには黒いマジックで名前が書かれていた。 『白石 結菜(しらい ゆいな)』 昨日の女の子の名前。 「やっぱり……。」 夢なんかじゃない。 そのとき。 「何してるの?」 後ろから声がした。 私は勢いよく振り返る。 そこには。 「白石……さん。」 本人が立っていた。 「こんなところで。」