好きになったのは大嫌いな先生



その後、愁くんも夕方ごろ来てくれた。少し気まずそうな顔。

「…体調どう?」

「…うん。まぁまぁかな。」

「検査お疲れさま。無理に進めてごめんな」

「…私の方も暴れてごめんなさい。」

「いや、あんな痛い検査だから当たり前だ。偉かったよ。」

「…すごく痛かった。もうやりたくない。」

「ふふっ。あんな検査すすんでやりたい人なんていないよ。明日退院するか。」

「えっ!?もう!?」

予想外すぎる提案に思いのほか声が大きくなる。入院なんていうから1週間ぐらいは覚悟してたのに。

「まぁ色々と条件はあるけどね、美奈が帰りたいならいいよ。」

「もちろん帰りたい!」

「だよな。けど、約束事聞いて欲しいんだけど」

「…何?」

愁くんがいつにも増して真面目な顔になって、あんまりいい話じゃないんだろうなぁと予想がつく。