好きになったのは大嫌いな先生



「何?緊張してるの?笑 ソファ座っていいよ。」

圧倒されて立ち尽くしてる私を見て笑ってる。ぎこちなくソファに座ると、愁くんも隣に座った。

シーンとした部屋でちょっと気まずいかも…なんか話題出さないと!

「部屋の中すごい綺麗だね!…えっ!?」

何か喋らないと!と言葉を発した瞬間、急におでこを触られる。

「今日なんか俺に隠してる?」

「えっ!?なっ…何!?急に!なにも隠してないよ!」

「熱あるでしょ。昨日よりも顔色も悪いよ。体調悪い?」

「いや…分からない。熱測ってないし。体調は悪くないよ?…それよりさっ」

「こらっ。ちゃんと俺の目を見て。話逸らさない。」

さっきまでの優しい愁くんから分かりやすく医者のスイッチが入ってるのがわかる。恐る恐る愁くんを見ると怒った表情。

「熱は何度なの??」

「……ないよ」

「はぁ…今から俺の病院行くか。救急外来ならやってるから」

「行かないっ!!!」

愁くんの声を自分でも驚くくらいの声でさえぎる。病院に行くことを考えただけで怖くて震えが止まらない。

「行きたくないなら、ちゃんと答えて」

「…38、3度。」

蚊の鳴くような声で答える。

「本当?もっと上がってるんじゃない?」

そう言って体温計を渡され、もう一度測ると39.5度。パッと体温計を取られて、体温を見た瞬間顔をしかめる愁くん。