好きになったのは大嫌いな先生


次の日、目覚めたらすでに10時半。

昨日お酒飲んだこともあり、頭はガンガンするし体はいつにも増してだるい。とりあえず習慣なってる解熱鎮痛剤をなんでもう一回布団に入った。

今日は愁くんとのランチか…どうしようかな。

正直体調的には行きたくない。けど体調悪いからって断ったらそれはそれで医者モードの愁くん黙ってなさそう。…行くしかないか。

薬が効いて少し体が楽なり始めたタイミングで準備を始めた。メイクは顔色の悪さを消すように濃いめする。

準備を終えた時ちょうどラインが鳴った。

「おはよう。もう迎え行っても大丈夫そう??」

「おはよう。お願いします。」

愁くんからのラインを返して、ボーッとお迎えを待つ。朝よりはマシだけど、体がだるくて…一応熱測ってみようかな。

そう思い測ってみると38、3度。…はぁ。見なきゃよかったかも。愁くんにバレないようにしないと。元気に行こう。

お迎えがついたみたいで、外に出ると高そうな外車が止まってる。中にはかっこいい愁くん。かっこいい車に似合いすぎて、思わず見惚れてしまった。

「おはよう!愁くんすごい車乗ってるんだね〜!さすがお金持ち!!」

助手席に乗り込んで無理にテンションを上げていく。

「おはよう、美奈。体調は大丈夫?」

「うん、絶好調だよ!今日はどこ行くっ?」

愁くんからの視線をすごく感じて、何か全てを見透かされてる気がして目を合わせることができない。

「本当は連れて行きたかったお店あるんだけどさ、まさかの臨時休業でさ。良かったら俺の家来ない??」

「…えっ!?愁くんの家は…さすがにちょっと申し訳ないよ!」

「実は俺料理得意なんだよね〜。美奈のためにとっておきの作ってあげる。」

さすがに久々の2人きりで会うって言うのに、さすがに家はちょっと緊張するかも…けどそんな気持ちもお構いなしに、私の返事をする隙もなく出発する愁くん。

そして家が近いからあっという間に着いた。そこは高層マンション。明らかにお金持ち逆さまなさそうなマンションじゃん。

部屋に入るとすごい広さで、全体的にモノトーンで統一されていてモデルルームみたいに綺麗。