覚悟を決める時間も無いまま、颯さんがいるで有ろう部屋の前に辿り着いた。
息を吸って吐こうとしたら、迅さんがインターフォンを押した。
数分後、ゆっくり扉が開く。
中から現れたのは、見たこともない女性だ。
クリーム色の髪に派手なメイク。
気怠そうな表情で、こちらを見ている。
「颯さんいます?」
迅さんがそう切り出した瞬間、女の表情が柔らかくなる。
「颯の友達?」
「……いえ」
女は視線をずらすと、真っ赤な唇を動かした。
「……また、あいつなんかやらかしたんか」
凪くんは、一歩前に足を踏み出すとにっこり笑う。
「颯くん呼んで下さい」
「ちょっと待ってね〜」
それだけ言うと、女は部屋の奥に消えてしまった。
数分後、颯さんが奥から怠そうに歩いてくるのが見える。その視線は凪くんに向けられた。
「凪くん何しに来たの?」
「お話有るんだ」
「……何?」
凪くんは相変わらずにこにこしている。
「……颯くんとは、一度ちゃんと話してみたかったんだよね」
凪くんはそう言って、颯さんをじーっと見つめる。そして、再び口を開いた。
「逃げないでね?」
颯さんは返事を返す事なく、靴を履くと凪くんに視線を向ける。
「……本当、凪くんって面倒くさい。 ……そんなんじゃ、彼女に嫌われるって」
そう言って、私の方に視線を向けた颯さんの目を見据える。
「……大好きですから、勝手な事を言わないで下さい」
「……えっ」
反射的に凪くんを見ると、顔を赤らめにこにこしていた。
そんな凪くんを、刺すような目付きで見ていた颯さんは無言で外に出た。
息を吸って吐こうとしたら、迅さんがインターフォンを押した。
数分後、ゆっくり扉が開く。
中から現れたのは、見たこともない女性だ。
クリーム色の髪に派手なメイク。
気怠そうな表情で、こちらを見ている。
「颯さんいます?」
迅さんがそう切り出した瞬間、女の表情が柔らかくなる。
「颯の友達?」
「……いえ」
女は視線をずらすと、真っ赤な唇を動かした。
「……また、あいつなんかやらかしたんか」
凪くんは、一歩前に足を踏み出すとにっこり笑う。
「颯くん呼んで下さい」
「ちょっと待ってね〜」
それだけ言うと、女は部屋の奥に消えてしまった。
数分後、颯さんが奥から怠そうに歩いてくるのが見える。その視線は凪くんに向けられた。
「凪くん何しに来たの?」
「お話有るんだ」
「……何?」
凪くんは相変わらずにこにこしている。
「……颯くんとは、一度ちゃんと話してみたかったんだよね」
凪くんはそう言って、颯さんをじーっと見つめる。そして、再び口を開いた。
「逃げないでね?」
颯さんは返事を返す事なく、靴を履くと凪くんに視線を向ける。
「……本当、凪くんって面倒くさい。 ……そんなんじゃ、彼女に嫌われるって」
そう言って、私の方に視線を向けた颯さんの目を見据える。
「……大好きですから、勝手な事を言わないで下さい」
「……えっ」
反射的に凪くんを見ると、顔を赤らめにこにこしていた。
そんな凪くんを、刺すような目付きで見ていた颯さんは無言で外に出た。



