「……なんの用事ですか?」
「……用事無いといけない訳?」
「……美月。僕の彼女なんで」
助かった。
そう思った瞬間、颯さんが口角を持ち上げる。
「……そういうの面倒くさ」
この人の発言はいつも掴めないし、返事に困る。
「……美月ちゃん、話そう」
「用事無いならすいません」
終わったと思った瞬間だった——
「……ちょっと聞きたいこと有って」
「……ここで、話して貰えたら」
颯さんは、少し困ったように眉を下げた。
「……皆に聞かれたくないんだけど」
「……少し待って下さい」
教室に入ると、自分の席に荷物を置いた。
私に聞きたい事って、何だろう——
身に覚えが無い事を不思議に思いながらも、颯さんの元に向かう。
「お待たせしました」
「着いてきて」
一度凪くんの方向に視線を向ける。
「凪くん。すぐに戻って来ます」
「……うん」
それだけ言葉を交わすと、颯さんの方に向かって走った。
着いた場所は、階段の踊り場。
「聞きたい事って、何ですか?」
「……いきなりその話?」
聞きたい事って、言いにくい事なのだろうか。
「……何を聞きたいのか、気になって」
「……別に焦らなくても良くない?」
そう言って、颯さんは空を見上げたまま口を開かない。
「……用事無いといけない訳?」
「……美月。僕の彼女なんで」
助かった。
そう思った瞬間、颯さんが口角を持ち上げる。
「……そういうの面倒くさ」
この人の発言はいつも掴めないし、返事に困る。
「……美月ちゃん、話そう」
「用事無いならすいません」
終わったと思った瞬間だった——
「……ちょっと聞きたいこと有って」
「……ここで、話して貰えたら」
颯さんは、少し困ったように眉を下げた。
「……皆に聞かれたくないんだけど」
「……少し待って下さい」
教室に入ると、自分の席に荷物を置いた。
私に聞きたい事って、何だろう——
身に覚えが無い事を不思議に思いながらも、颯さんの元に向かう。
「お待たせしました」
「着いてきて」
一度凪くんの方向に視線を向ける。
「凪くん。すぐに戻って来ます」
「……うん」
それだけ言葉を交わすと、颯さんの方に向かって走った。
着いた場所は、階段の踊り場。
「聞きたい事って、何ですか?」
「……いきなりその話?」
聞きたい事って、言いにくい事なのだろうか。
「……何を聞きたいのか、気になって」
「……別に焦らなくても良くない?」
そう言って、颯さんは空を見上げたまま口を開かない。



