恋愛偏差値0.01。ー恋愛初心者溺愛されますー【完】

そういえば、スーパーの近くに商店街があった。

「商店街で、かき氷食べたいです!」

「かき氷〜ぃ!行こう〜!」

準備をして、マンションを後にする。

十分程歩いた場所にある、商店街に向かった。

アーケード街に入ると、少し涼しい。

揚げたてコロッケは激安で、豆腐屋のおじさんは愛想良く話し掛けてくる。

この場所は、ほっと一息つける。

たい焼き屋さんの前で、青と白の旗がぱたぱたと揺れていた。

旗には大きくかき氷と書かれている。

「美月はいちご味とメロン味どっちが好き?」

「……悩みますね」

「僕はいちご〜っ!」

「なら、私はメロンにします!」

「すいませ〜ん!いちごとメロンのかき氷をひとつずつ〜!!」

凪くんが注文すると、店員さんがかき氷を手渡してくれた。

店の前に置かれた椅子に座ると、スプーンでかき氷をすくう。口に運んだ瞬間、溜まっていた熱がすーっと引いていく。

凪くんは、かき氷を一口食べてから動きを止めた。

「……頭いたいっ」