「……ユリさんと話してました」
「……マンション帰ろう」
そう言って、手を引く凪くんに戸惑ってしまう。
「……あの、迅さんは?」
「迅の事、気になる?」
巻き込んだのは、私だし——
気にならないと言えば嘘になる。
「……気になります」
凪くんの手に力が入って、痛い。
「……手。痛いです」
凪くんは、ビクリと体を震わせた。
「……ごめん。
……とにかく、マンションに帰ろう」
これ以上、何かを聞ける雰囲気じゃない。
ゲームセンターから出ると、2人並んで夕焼けの中を歩く。
カラスの鳴き声がついてまわる。
あっという間にマンションに着いて、部屋の鍵を開ける。玄関に入ると、迅さんの靴は見当たらない。
もしかして、まだゲームセンターに居る?
「……迅さん帰ってきてないんですね」
「……僕と二人じゃ、嫌?」
凪くんと二人きり——
全然嫌じゃないけど、考えたら顔が熱を持つ。
「……二人っきり。……嬉しいけど、恥ずかしいですねっ」
凪くんから感じていた、緊張感が解けていく。呼吸が楽になる。
「美月ぃ〜!部屋に行こうぅ♡」
凪くんを追い掛けるように、部屋に向かう。
部屋に入るなり、クローゼットに向かう凪くん。
見覚えの有る紙袋を抱えて、戻ってきた。
嫌な予感がする——
満面な笑みのまま、凪くんは口を開く。
「黒と白どっちがいいっ?♡」
凪くんはいつも白い服を着ているイメージだから。
「……黒で」
紙袋を床に置き、中からオーバーサイズのパーカーを取り出した凪くん。
「じゃ~んっ!!」
前に着た服よりは、随分シンプルに見える。
何より、制服じゃくつろげない。
「……着替えてきます」
「待ってるぅ〜♡」
「……マンション帰ろう」
そう言って、手を引く凪くんに戸惑ってしまう。
「……あの、迅さんは?」
「迅の事、気になる?」
巻き込んだのは、私だし——
気にならないと言えば嘘になる。
「……気になります」
凪くんの手に力が入って、痛い。
「……手。痛いです」
凪くんは、ビクリと体を震わせた。
「……ごめん。
……とにかく、マンションに帰ろう」
これ以上、何かを聞ける雰囲気じゃない。
ゲームセンターから出ると、2人並んで夕焼けの中を歩く。
カラスの鳴き声がついてまわる。
あっという間にマンションに着いて、部屋の鍵を開ける。玄関に入ると、迅さんの靴は見当たらない。
もしかして、まだゲームセンターに居る?
「……迅さん帰ってきてないんですね」
「……僕と二人じゃ、嫌?」
凪くんと二人きり——
全然嫌じゃないけど、考えたら顔が熱を持つ。
「……二人っきり。……嬉しいけど、恥ずかしいですねっ」
凪くんから感じていた、緊張感が解けていく。呼吸が楽になる。
「美月ぃ〜!部屋に行こうぅ♡」
凪くんを追い掛けるように、部屋に向かう。
部屋に入るなり、クローゼットに向かう凪くん。
見覚えの有る紙袋を抱えて、戻ってきた。
嫌な予感がする——
満面な笑みのまま、凪くんは口を開く。
「黒と白どっちがいいっ?♡」
凪くんはいつも白い服を着ているイメージだから。
「……黒で」
紙袋を床に置き、中からオーバーサイズのパーカーを取り出した凪くん。
「じゃ~んっ!!」
前に着た服よりは、随分シンプルに見える。
何より、制服じゃくつろげない。
「……着替えてきます」
「待ってるぅ〜♡」



