「美月。嫌がってる」
二人分のシルエットが遠ざかっていく。
「はい。眼鏡」
凪くんから差し出された眼鏡を受け取ると、掛けた。
凪くんは膝立ちになった男に近付く。
腰をおろすと頬をつんつんした。
「……早く、消えてくれないかな?」
唖然としていると、焼肉屋さんから迅さんが出てくるのが見えた。
どうしたら良いかも分からず、固まったまま動けない。
「……美月」
「……はい」
「……僕の目が届く範囲から、いなくならないで」
凪くんは笑っていなかった。
「……ごめんなさい」
迅さんが私に駆け寄る。
「凪。なんかやっちゃった?」
「……私が悪いんです」
「そんなに、落ち込まなくても大丈夫。
凪も焦っただけだと思うから」
二人分のシルエットが遠ざかっていく。
「はい。眼鏡」
凪くんから差し出された眼鏡を受け取ると、掛けた。
凪くんは膝立ちになった男に近付く。
腰をおろすと頬をつんつんした。
「……早く、消えてくれないかな?」
唖然としていると、焼肉屋さんから迅さんが出てくるのが見えた。
どうしたら良いかも分からず、固まったまま動けない。
「……美月」
「……はい」
「……僕の目が届く範囲から、いなくならないで」
凪くんは笑っていなかった。
「……ごめんなさい」
迅さんが私に駆け寄る。
「凪。なんかやっちゃった?」
「……私が悪いんです」
「そんなに、落ち込まなくても大丈夫。
凪も焦っただけだと思うから」



