恋愛偏差値0.01。ー恋愛初心者溺愛されますー【完】

鏡の中の自分を確認すると、違和感ばかり。
「あんま、待たせたら駄目だし」
両手で頬を叩くと、ドアに向かい歩く。
鍵を開けて、恐る恐るドアノブを回した。
扉が開き、目の前に凪くんと迅さんが立っている。
「美月!可愛い〜♡」
私と、全く同じ格好をした凪くんが勢い良く抱き着いてくる。
「……お前ら」
迅さんは困惑の表情を浮かべ、呆れたように唇を動かした。
「……俺、見たらいけないもの見た気分なんだけど」
私も、見られてはいけない姿を晒している気がします。
視線を、凪くんに向ける。
男の子なのに、こんな可愛い服を着こなしているのが凄い。 首元の首輪まで違和感がなくて、本当に似合っている。
凪くんは右手を上げると、笑顔を浮かべる。
「行こ〜♡」
玄関に向かい、靴に履き替えて外に出た。