恋愛偏差値0.01。ー恋愛初心者溺愛されますー【完】

「うるさいっ」
「お、エンジン掛かってきたね!」
「……」
凪くんが買ったクリームパンを口に運ぶと甘い。
「早く、本調子に戻ろう。
凪がおかしいと、美月ちゃんが辛くなるよ?」
凪くんに距離を作らせたのは、私だ——
「……僕」
「ん?」
迅さんは絡んだまま、凪くんの頭を撫でている。
「……ねえ、美月」
突然凪くんに名前を呼ばれ、身体が反応する。
凪くんの方に視線を写すと、目が合った。
真っ直ぐな視線——
「……はい」
「……僕の事、どう思ってる?」
胸に手を当てて、瞼を閉じる。
考えなくても、答えくらい分かっている。
「……す」
私の頭の中は——
「……好きです」
足音が聞こえて、恐る恐る目を開ける。