教室に向かい、重たい足取りで歩き出す。
教室に入り、席に座わる。
ユリさんがセミロングの黒髪をふらりと揺らしながら、凪くんの席に近付いた。
「……凪くん、おはよう!」
「……おはよ」
ユリさんは、大きく目を見開き口を手で隠している。
私に向けられていた沈黙が、嘘みたいだった。
「凪くんが、喋ってくれた!!」
「……うん」
「嬉しい!凄く、嬉しい!!」
「……良かった」
HRの始まりを知らせるチャイムが鳴り響く。
無意識に、凪くんへ視線を向けた。
凪くんなのに別の人みたいで、胸がきゅーっと締め付けられる。
休み時間が来る度に、凪くんに話し掛けるユリさん。
「凪くんー!どうして、返事をしてくれるようになったの?」
「……なんとなく」
ユリさんが少しだけ、羨ましかった。
席を立ち上がると、教室を出た。
教室に入り、席に座わる。
ユリさんがセミロングの黒髪をふらりと揺らしながら、凪くんの席に近付いた。
「……凪くん、おはよう!」
「……おはよ」
ユリさんは、大きく目を見開き口を手で隠している。
私に向けられていた沈黙が、嘘みたいだった。
「凪くんが、喋ってくれた!!」
「……うん」
「嬉しい!凄く、嬉しい!!」
「……良かった」
HRの始まりを知らせるチャイムが鳴り響く。
無意識に、凪くんへ視線を向けた。
凪くんなのに別の人みたいで、胸がきゅーっと締め付けられる。
休み時間が来る度に、凪くんに話し掛けるユリさん。
「凪くんー!どうして、返事をしてくれるようになったの?」
「……なんとなく」
ユリさんが少しだけ、羨ましかった。
席を立ち上がると、教室を出た。



