恋愛偏差値0.01。ー恋愛初心者溺愛されますー【完】

手紙の半分以上は、凪くんと私が手を繋いでいる絵が描かれていた。
口角を緩ませながら、文字を読んでいく。
『ずっと隣にいてね』
『大好き♡』
目頭がじんわり熱くなり、頬を涙が伝う。
涙をハンカチで拭いた。
「……悲しくないのに、なんで?」
胸の中が、お日様に照らされたように温かい。
私は手紙を両手で抱き締めたまま、ベッドにごろんと横になった。
『美月〜ぃ!』
私の名前を呼び、大きく笑う凪くんの顔が頭に浮かぶ。
顔が熱を帯びて、瞼を閉じた。
気が付くと、凪くんから貰った手紙を読み返してしまう。
『ずっと隣にいてね』
その一文を指でなぞる。
また涙が零れた。
「……私も、ずっと一緒にいたい」