凪くんは、その後の授業中もずっと不機嫌そうだった。
頬杖をつき、面倒くさそうに何度もため息を漏らしている。
やっと授業が終わり、チャイムが鳴った瞬間――。
凪くんは椅子から勢いよく立ち上がると、大きく伸びをした。
「やっと終わったぁ〜!」
そう言って私を見ると、満面の笑みを浮かべる。
「付き合って♡」
そう言うと、凪くんは私の手を取り、そのまま教室を出て行く。
向かった先は、非常階段だった。
ふたりきりになると、凪くんは安心したように目を細める。
「僕、しんどかったぁ〜!」
そう言いながら、壁にもたれかかった。
私は苦笑いしながら、さっきの出来事を思い出した。
「……ユリさん、すごいですね」
「僕、ああいうのめんどくさいっ!」
凪くんは疲れたように腰を下ろすと、こちらを上目遣いでじーっと見つめてきた。
「でも、僕頑張ったでしょ? 最後まで、ちゃんと授業受けた〜!!」
「確かに!」
そう答えると、凪くんは目を細め、幸せそうに笑う。
「ご褒美に、頭撫でてっ♡」
凪くんの頭に手を伸ばした、その瞬間だった。
「凪くーん!」
どこからともなく、凪くんを呼ぶ声が聞こえてくる。凪くんは深くため息をつくと、露骨に眉をひそめた。
「……美月」
「はい?」
「次、授業サボろっ?」
訴えるような目で、私をじっと見つめてくる凪くん。どこか顔色も悪く、げっそりしているように見えた。
頬杖をつき、面倒くさそうに何度もため息を漏らしている。
やっと授業が終わり、チャイムが鳴った瞬間――。
凪くんは椅子から勢いよく立ち上がると、大きく伸びをした。
「やっと終わったぁ〜!」
そう言って私を見ると、満面の笑みを浮かべる。
「付き合って♡」
そう言うと、凪くんは私の手を取り、そのまま教室を出て行く。
向かった先は、非常階段だった。
ふたりきりになると、凪くんは安心したように目を細める。
「僕、しんどかったぁ〜!」
そう言いながら、壁にもたれかかった。
私は苦笑いしながら、さっきの出来事を思い出した。
「……ユリさん、すごいですね」
「僕、ああいうのめんどくさいっ!」
凪くんは疲れたように腰を下ろすと、こちらを上目遣いでじーっと見つめてきた。
「でも、僕頑張ったでしょ? 最後まで、ちゃんと授業受けた〜!!」
「確かに!」
そう答えると、凪くんは目を細め、幸せそうに笑う。
「ご褒美に、頭撫でてっ♡」
凪くんの頭に手を伸ばした、その瞬間だった。
「凪くーん!」
どこからともなく、凪くんを呼ぶ声が聞こえてくる。凪くんは深くため息をつくと、露骨に眉をひそめた。
「……美月」
「はい?」
「次、授業サボろっ?」
訴えるような目で、私をじっと見つめてくる凪くん。どこか顔色も悪く、げっそりしているように見えた。



