異世界に来たら、溺愛されちゃってます!

ーガラガラ
自動ドアがあいて、ふぅっと息をはく。
「っ、莉愛!」
お母さんとお父さんがこちらに走ってきて、びっくりする。
「お母さん、じゃなくて父上と母上!?ど、どうしたの?そんなにあわてて!」
「慌てるわよ!大事な莉愛がいなくなって、どれだけ驚いたか!」
「そうだぞ!莉愛!どこへ行ってたんだ!?」
「お、落ち着いてー!外に空気すいにいっただけだよ!」
まったくもー。心配症ってとこは前の世界と変わんないな。
「外の空気すいにいったって長さじゃなかったわよ!?」
「もう1時間もたってるんだぞ!?」
「え、ええっ。40分しか経ってないよ…」
さっきまで怒っていたお母さんとお父さんはしだいに表情を変えていって、最後には笑っていた。
「まあ良いじゃない。莉愛が無事なら。」
「そうだな…。莉愛、今度から気をつけるんだぞ」
「はーい!」
やっぱりうちの家族は笑いが1番だと改めて実感した。