異世界に来たら、溺愛されちゃってます!

へっ!?
だっ、だれっ!?
思わず身構えてしまう。
ここに人が居たなんてっ…。
「ひゃっ。ご、ごごごめんなさい!どうかお許しを!」
バンっとあたまをさげる。
なんか怖そうな見た目をしていて、びっくりしたから。
ど、どうしよっ。
許して貰えないかも!
「やっ、良いんだけど。」
よ、良かった!
死ぬとこだった!!
ひえーっと胸をおさえる。
「あっ、そういえば名前聞いてなかった!わたしは石原莉愛!よろしくね!あなたは?」
「…俺は桐ヶ谷蓮。」
桐ヶ谷蓮。なんか聞いたことあるような。ないような。
…あっ!!ニュースでいってた、あの桐ヶ谷蓮!?
「王者なんでしょっ!?蓮くん!」
「…あー。さっきのニュース聞いてたか。
まあ、そうだな。」
ええっ。やっぱり!
「すごいねっ、蓮くん!」
「…なんか莉愛と話してると調子くるうな。」
ちょ、調子狂う…?い、良い意味なのかな…っ。
「蓮くんっ、いつもここで待ち合わせしない?」
なんか、蓮くんって面白いなっ…!
まえの世界では見たことない子…!
なんだか、新鮮…!
「…まあ、別にいいけど」
「良いのっ!?やったあ!よろしくね!」
「…っ。」
にこっと微笑んだら、蓮くんの顔が赤くなった。
どうしたのかな?風邪?大丈夫かなあ?
心配…、最近はやり病あるから…。
この時のわたしはまだほんとうの気持ちに気づいていなかった。