異世界に来たら、溺愛されちゃってます!

 「んんっ…、うーん。」
 ふわぁ、よく寝たなあっ…。
 へ?ここ、どこ?
 見覚えのない場所に首を傾げた。
 私、石原莉愛。中学一年生。
 趣味は絵を描くことで、よくコンテストにも応募してるよ。よろしくねっ!
 って、自己紹介してる場合じゃなくって…!!
 本当に、ここどこ!?
 きょろきょろと辺りを見回しても…
 草!草!草!
 なんなのっ!?
 「…今日はいい天気ですなあ」
 へっ?誰??
 木に隠れて、耳をすませてこっそり話を聞く。
 男の人2人が話をしているみたい。
 「ここ、異世界も順調ですね。」
 へ?い、異世界?
 異世界ってあの、漫画とかでよく聞く、あのっ?
ええっ、ここ、異世界なのっ?
なんと、私、莉愛、中学一年生。
異世界へ来てしまったようです…泣!
うわーん!どーすればいいのお!?
「莉愛お嬢様。優斗様がお呼ばれです。はやくまいりましょう。」
手を差し伸べた、兵士みたいな人。
へ?この人だれ?
てか優斗様って…。お父さんの名前!?
ふ、不審者だーっ!逃げろ〜!
ジタバタもがくも失敗。
うーっ…いくしかないか…。
「…は、はいっ…」
ううっ…、このまま連れ去られて殺されるとかないよねっ!?
ーブオーン
私の不安の心の叫びは届かず、車はあっという間に発車してしまった。