【レオン視点】
エリーゼが起きてから、ずいぶんと時間が経っている。
俺はエリーゼの存在を感じながら、実は眠れずにいた。彼女が必死に、けれど慈しむように子供たちをあやしている姿を、寝たふりをしながらずっと見守っていたのだ。
「……あう、ふふっ」
ルカが小さな手を伸ばし、エリーゼの頬をペチペチと叩いて笑う。
エリーゼは疲労で顔を少し青ざめさせながらも、その瞳には慈愛の光だけが満ちている。
(……俺は、なんて幸せな男なんだ)
かつて戦場にいた俺に、守るべきものができた。
俺は布団を蹴り、エリーゼの背後に回り込むと、彼女と二人の子供たちを背後から丸ごと抱きしめた。
「レオン……? 起きてしまったの?」
「……お前の匂いがしたからな。二人の世話を押し付けて、俺だけ眠れるわけがない」
俺は彼女の肩に顎を乗せ、泣き疲れてようやくウトウトし始めた双子の額に、交互にキスをした。
彼女の疲労は、俺への献身の証だ。なら、その重荷を半分背負うのが、父親であり、夫であり、彼女の番である俺の役目だ。
エリーゼが起きてから、ずいぶんと時間が経っている。
俺はエリーゼの存在を感じながら、実は眠れずにいた。彼女が必死に、けれど慈しむように子供たちをあやしている姿を、寝たふりをしながらずっと見守っていたのだ。
「……あう、ふふっ」
ルカが小さな手を伸ばし、エリーゼの頬をペチペチと叩いて笑う。
エリーゼは疲労で顔を少し青ざめさせながらも、その瞳には慈愛の光だけが満ちている。
(……俺は、なんて幸せな男なんだ)
かつて戦場にいた俺に、守るべきものができた。
俺は布団を蹴り、エリーゼの背後に回り込むと、彼女と二人の子供たちを背後から丸ごと抱きしめた。
「レオン……? 起きてしまったの?」
「……お前の匂いがしたからな。二人の世話を押し付けて、俺だけ眠れるわけがない」
俺は彼女の肩に顎を乗せ、泣き疲れてようやくウトウトし始めた双子の額に、交互にキスをした。
彼女の疲労は、俺への献身の証だ。なら、その重荷を半分背負うのが、父親であり、夫であり、彼女の番である俺の役目だ。


