【レオン視点】
その夜、集落の中心にある広場で、俺の帰還を祝うささやかな宴が開かれた。
大皿に盛られたワイルドな獣肉の丸焼きと、ガルハラ特産の強烈に強い酒が次々と運ばれてくる。
「さあレオン! お前が連れてきたその『人間の番』にも、一杯飲ませてやれ!」
ガイルが陽気に大ジョッキを差し出す。
俺は一瞬、エリーゼの身体を心配したが、彼女は怯むことなく、その大ジョッキを両手で受け取った。
「ええ、ありがとう! ……美味しいわ。少し強いけれど、なんだか身体の芯から温まってくるみたい」
彼女は一口飲むと、ふわりと花が咲くような笑顔を見せた。
その愛くるしさと、俺の番としての芯の強さに、周囲の戦士たちからも野太い歓声が上がる。
(ああ、なんて愛おしいんだ)
宴の熱気の中、俺は隣に座るエリーゼの腰に手を回し、自分の方へと引き寄せた。
酒の匂いと肉の香りに紛れて、彼女の甘い体温が俺の理性を狂わせる。周囲の獣人たちが宴に夢中になっている隙に、俺は彼女の耳元に顔を近づけ、低い声で甘く囁いた。
「おい、エリーゼ。もうこれ以上、他の奴らにその可愛い笑顔を見せるな」
「……っ、もう。レオンってば、ヤキモチ?」
「ああ、そうだ。俺の番だ。誰の目にも触れさせたくないほど、今は今すぐにでもここから連れ出して、誰にも見えない場所に閉じ込めてしまいたい」
俺が彼女の耳元に軽く牙を立てるように甘噛みすると、エリーゼは「んっ……」と甘く掠れた声を漏らし、俺の首筋に腕を回して身を委ねてきた。
宴の喧騒の中で、二人だけの濃密な空気が、ゆっくりと、けれど確実に二人を包み込んでいく。
宴が終わり、深夜。
俺たちは集落の外れにある、断崖に切り出された俺の私室へと戻っていた。
月光が窓から差し込み、獣の毛皮が敷かれたベッドを幻想的に照らしている。
扉を閉めた瞬間、俺はエリーゼを壁へと追い詰め、遮二無二唇を奪った。
「んむ……っ、レオン、っ……!」
「お前が俺の国に来てくれたことが、たまらなく嬉しいんだ」
俺は彼女の背中に手を回し、衣服の上からその華奢な腰を抱きしめる。
獣人の国では、番(つがい)の絆は、誰よりも深く、血よりも濃い。
俺は彼女の首筋に顔を埋め、甘い香りを深く吸い込んだ。彼女の肌からは、俺の匂いと、彼女自身の持つ聖なる香りが混ざり合って漂っている。
「……愛してる。このガルハラの大地で、お前と過ごすすべての時間を、俺が守り抜く」
「私も……レオン。私を拾ってくれて、愛してくれて、ありがとう」
エリーゼは俺の髪に指を絡ませ、溢れんばかりの情熱的な眼差しで俺を見上げた。
昨夜の雲の上での情事よりも、さらに深く、本能に突き動かされるような激しい時間が、この銀狼の隠れ家で始まろうとしていた。
窓の外では、ガルハラの夜風が遠吠えのように吹き荒れている。
俺たちは互いの肌を貪り合い、獣の理に従うように、心も身体も、すべてを一つに重ね合わせていくのだった。
その夜、集落の中心にある広場で、俺の帰還を祝うささやかな宴が開かれた。
大皿に盛られたワイルドな獣肉の丸焼きと、ガルハラ特産の強烈に強い酒が次々と運ばれてくる。
「さあレオン! お前が連れてきたその『人間の番』にも、一杯飲ませてやれ!」
ガイルが陽気に大ジョッキを差し出す。
俺は一瞬、エリーゼの身体を心配したが、彼女は怯むことなく、その大ジョッキを両手で受け取った。
「ええ、ありがとう! ……美味しいわ。少し強いけれど、なんだか身体の芯から温まってくるみたい」
彼女は一口飲むと、ふわりと花が咲くような笑顔を見せた。
その愛くるしさと、俺の番としての芯の強さに、周囲の戦士たちからも野太い歓声が上がる。
(ああ、なんて愛おしいんだ)
宴の熱気の中、俺は隣に座るエリーゼの腰に手を回し、自分の方へと引き寄せた。
酒の匂いと肉の香りに紛れて、彼女の甘い体温が俺の理性を狂わせる。周囲の獣人たちが宴に夢中になっている隙に、俺は彼女の耳元に顔を近づけ、低い声で甘く囁いた。
「おい、エリーゼ。もうこれ以上、他の奴らにその可愛い笑顔を見せるな」
「……っ、もう。レオンってば、ヤキモチ?」
「ああ、そうだ。俺の番だ。誰の目にも触れさせたくないほど、今は今すぐにでもここから連れ出して、誰にも見えない場所に閉じ込めてしまいたい」
俺が彼女の耳元に軽く牙を立てるように甘噛みすると、エリーゼは「んっ……」と甘く掠れた声を漏らし、俺の首筋に腕を回して身を委ねてきた。
宴の喧騒の中で、二人だけの濃密な空気が、ゆっくりと、けれど確実に二人を包み込んでいく。
宴が終わり、深夜。
俺たちは集落の外れにある、断崖に切り出された俺の私室へと戻っていた。
月光が窓から差し込み、獣の毛皮が敷かれたベッドを幻想的に照らしている。
扉を閉めた瞬間、俺はエリーゼを壁へと追い詰め、遮二無二唇を奪った。
「んむ……っ、レオン、っ……!」
「お前が俺の国に来てくれたことが、たまらなく嬉しいんだ」
俺は彼女の背中に手を回し、衣服の上からその華奢な腰を抱きしめる。
獣人の国では、番(つがい)の絆は、誰よりも深く、血よりも濃い。
俺は彼女の首筋に顔を埋め、甘い香りを深く吸い込んだ。彼女の肌からは、俺の匂いと、彼女自身の持つ聖なる香りが混ざり合って漂っている。
「……愛してる。このガルハラの大地で、お前と過ごすすべての時間を、俺が守り抜く」
「私も……レオン。私を拾ってくれて、愛してくれて、ありがとう」
エリーゼは俺の髪に指を絡ませ、溢れんばかりの情熱的な眼差しで俺を見上げた。
昨夜の雲の上での情事よりも、さらに深く、本能に突き動かされるような激しい時間が、この銀狼の隠れ家で始まろうとしていた。
窓の外では、ガルハラの夜風が遠吠えのように吹き荒れている。
俺たちは互いの肌を貪り合い、獣の理に従うように、心も身体も、すべてを一つに重ね合わせていくのだった。


