5年後――
「宮永さん!もう、私には無理ですって」
「あの、おじいさん?」
「偏屈と言うか理屈っぽいと言うか、手に負えません」
カウンターには身なりを整えられたおじいさんと苦笑いのお付きの人が立ってる。
「私が行くから大丈夫。任せて」
後輩に笑顔を向けてフロントカウンターを出ておじいさんに近寄ると「またお前か」と憎まれ口を叩く。
「空調の変更は出来ないのでこれをどうぞ、あと…これで温かくなれるかと」私はおじいさんにとっておきの私物をチラつかせた。
「ブランケットか、まあ今日はこれで良い。それは…まさか!会いに行ったのか!」
「そのまさかです。これで後輩に意地悪やめて貰えます?」
おじいさんが手を伸ばし私から奪おうとするけど言質を取るまで私も渡さない。
これは栗原さんから仕込まれたおじいさん対策でそう簡単には私も譲ることをせずおじいさんの目の前をチラつかせるだけ。
「また、小娘っ、邪魔しおって…分かった。わしが悪かったからそれを」
「言質取りましたからね?可愛いですよ~。お土産のレモンのクッキーもどうぞ」
1枚の写真とクッキーをおじいさんに渡すとさっきまでの偏屈おじいさんが優しい笑みを浮かべた。
「めちゃくちゃお手伝いして可愛かったですよ」
「そうかそうか」
「宮永さん!もう、私には無理ですって」
「あの、おじいさん?」
「偏屈と言うか理屈っぽいと言うか、手に負えません」
カウンターには身なりを整えられたおじいさんと苦笑いのお付きの人が立ってる。
「私が行くから大丈夫。任せて」
後輩に笑顔を向けてフロントカウンターを出ておじいさんに近寄ると「またお前か」と憎まれ口を叩く。
「空調の変更は出来ないのでこれをどうぞ、あと…これで温かくなれるかと」私はおじいさんにとっておきの私物をチラつかせた。
「ブランケットか、まあ今日はこれで良い。それは…まさか!会いに行ったのか!」
「そのまさかです。これで後輩に意地悪やめて貰えます?」
おじいさんが手を伸ばし私から奪おうとするけど言質を取るまで私も渡さない。
これは栗原さんから仕込まれたおじいさん対策でそう簡単には私も譲ることをせずおじいさんの目の前をチラつかせるだけ。
「また、小娘っ、邪魔しおって…分かった。わしが悪かったからそれを」
「言質取りましたからね?可愛いですよ~。お土産のレモンのクッキーもどうぞ」
1枚の写真とクッキーをおじいさんに渡すとさっきまでの偏屈おじいさんが優しい笑みを浮かべた。
「めちゃくちゃお手伝いして可愛かったですよ」
「そうかそうか」



