「あれだけの醜態を演じれば、反対する者もいないでしょう」
エドモンドに期待し過ぎたというならば、僕だって同じことだった。
まさか、あんなにもあからさまで簡単な|甘い罠(ハニートラップ)に嵌まってしまうなんて。
僕は王太子エドモンドのすぐ下の腹違いの弟で『遠い国へ留学していることになっている』第二王子クラウスだ。
シュターデ公爵令嬢ベロニカには、一度も会ったこともないので、僕の存在は彼女は知らないだろう。僕がただ一方的に彼女を見て知るだけだ。
貴族であっても第二王子である僕の存在は、あまり知らされてはいない。産まれた時にあまりに病弱だったので、すぐに空気の良い母の祖国へと移動した。
あのまま儚くなるだろうと、皆が思っていたそうだ。気候や水が合っていたらしく奇跡的に健康になった僕は、十六の年齢まで遠い国で過ごした。
不思議な伝統がある国で、僕が嘘を見抜ける特殊能力を身に付けられたのも、幼い頃をあの場所で過ごしたからだった。
まさか、そんな病弱な第二王子が極秘に戻り『王の騎士』として宮廷に仕えているとは、殆どの貴族が知らない。
エドモンドに期待し過ぎたというならば、僕だって同じことだった。
まさか、あんなにもあからさまで簡単な|甘い罠(ハニートラップ)に嵌まってしまうなんて。
僕は王太子エドモンドのすぐ下の腹違いの弟で『遠い国へ留学していることになっている』第二王子クラウスだ。
シュターデ公爵令嬢ベロニカには、一度も会ったこともないので、僕の存在は彼女は知らないだろう。僕がただ一方的に彼女を見て知るだけだ。
貴族であっても第二王子である僕の存在は、あまり知らされてはいない。産まれた時にあまりに病弱だったので、すぐに空気の良い母の祖国へと移動した。
あのまま儚くなるだろうと、皆が思っていたそうだ。気候や水が合っていたらしく奇跡的に健康になった僕は、十六の年齢まで遠い国で過ごした。
不思議な伝統がある国で、僕が嘘を見抜ける特殊能力を身に付けられたのも、幼い頃をあの場所で過ごしたからだった。
まさか、そんな病弱な第二王子が極秘に戻り『王の騎士』として宮廷に仕えているとは、殆どの貴族が知らない。



