その一心で叫んだ少年ボイスの歌ってみた動画は、ネットの海で、信じられないほどのスピードで大バズりした。
『この声、神すぎる……!』
『鳥肌たった。新人のレベルじゃない!』
スマホの画面が、見たこともない通知の数で埋め尽くされていく。
そして、その奇跡は、さらにとんでもない扉を開いてしまった。
ピコーン、と一通のダイレクトメッセージが届く。
そのアカウントのアイコンを見た瞬間、私の心臓はドクンと大きく跳ね上がった。
今をときめく、ティーンに絶大な人気を誇る2.5次元歌い手グループ『Canvas(キャンパス)』。
その公式アカウントからの、直接のスカウトだった。
『AOIくんの歌声に惚れました。僕たちの新メンバーになって、一緒に真っ白なキャンバスを染め上げませんか?』
提示された契約金は、律と私がこれから何不自由なく暮らせるほどの、信じられない金額だった。
(これで、律を養っていける……!)
だけど、そこには信じられない条件が、たった一つだけ書かれていた。
【活動の条件として、メンバー4人でのシェアハウス生活(同居)を義務とします】
「え……? しょ、シェアハウス……っ!?」
声が裏返る。
Canvasのメンバーは、全員が高校生の男の子たち。
いくらボーイッシュで普段から男っぽい格好をしているとはいえ、中身は恋愛経験ゼロのピュアな中2女子の私。
男のフリをして、イケメン先輩3人と、ひとつ屋根の下で暮らす――!?
『この声、神すぎる……!』
『鳥肌たった。新人のレベルじゃない!』
スマホの画面が、見たこともない通知の数で埋め尽くされていく。
そして、その奇跡は、さらにとんでもない扉を開いてしまった。
ピコーン、と一通のダイレクトメッセージが届く。
そのアカウントのアイコンを見た瞬間、私の心臓はドクンと大きく跳ね上がった。
今をときめく、ティーンに絶大な人気を誇る2.5次元歌い手グループ『Canvas(キャンパス)』。
その公式アカウントからの、直接のスカウトだった。
『AOIくんの歌声に惚れました。僕たちの新メンバーになって、一緒に真っ白なキャンバスを染め上げませんか?』
提示された契約金は、律と私がこれから何不自由なく暮らせるほどの、信じられない金額だった。
(これで、律を養っていける……!)
だけど、そこには信じられない条件が、たった一つだけ書かれていた。
【活動の条件として、メンバー4人でのシェアハウス生活(同居)を義務とします】
「え……? しょ、シェアハウス……っ!?」
声が裏返る。
Canvasのメンバーは、全員が高校生の男の子たち。
いくらボーイッシュで普段から男っぽい格好をしているとはいえ、中身は恋愛経験ゼロのピュアな中2女子の私。
男のフリをして、イケメン先輩3人と、ひとつ屋根の下で暮らす――!?



