大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「彩葉、これ」

陸斗が手に取ったのは、縁結びのお守り。

「……」
「嫌?」
「違う。嬉しい」

まだ付き合い始めたばかりなのに。
陸斗は当たり前みたいに、ずっと先の未来を考えてくれている。

「お揃いにする?」
「うん」

小さなお守りが、また一つ大切な思い出になった。
車に戻ると、バッグにお守りを付ける。
今日という日のことを、このお守りを見るたびに思い出すだろう。