大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

気づけば、少し長い時間祈っていた。
ゆっくりと目を開けると、隣を見る。
陸斗はまだ目を閉じたまま、静かに手を合わせていた。いつもは頼もしくて、何でもできるように見える陸斗。

そんな陸斗が、何を願っているのか。少しだけ気になった。

陸斗の横顔に、思わず見惚れてしまう。
長い睫毛。
すっと通った高い鼻筋。
いつも見ているはずなのに、こうして静かな場所で見ると、また違って見えた。

幼馴染だった頃の面影を残しながらも、いつの間にか大人の男性になっている。