大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

◇◇◇

旅館に戻ると、シャワーを浴びて服を着替える。
海の匂いを洗い流すと、少しだけ現実に戻った気がした。でも、隣には陸斗がいる。

陸斗と暮らし始めてから、毎日が目まぐるしく変わった。
楽しいことも、嬉しいことも増えた。
こんなふうに笑える日が来るなんて、少し前の私は想像もしていなかった。

向かう先は、來宮神社という神社らしい。

「縁結びの神社なんだね!」
「そう」

陸斗は短く答えるけれど、どこか嬉しそうに見えた。