大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「お願い事しに行きたい」
夏の海を満喫した頃、陸斗が突然そう口にした。
意味が分からず、思わず首を傾げる。

「えっと……?」
「神社、行かない?」
「じ、神社!?」

海の帰りに神社?

意外すぎて、思わず聞き返してしまう。
陸斗は少し照れたように笑った。

「彩葉と色んなところに行きたいし、ずっと一緒にいたいから……神様にもお願いしておこうかなって」

そう言って笑う陸斗は、真剣なのにどこか無邪気で。そんなところが、たまらなく愛おしい。

「神社、行こう」