大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「えっ!」

人がたくさんいる中、何も気にすることなく私を抱き締める陸斗。

「俺、一生彩葉についていく!!」

真剣な顔で言うから、余計に笑ってしまう。
なんていうか――

陸斗の背中に、大きな尻尾が見える気がした。
嬉しそうに、ぶんぶん振っているゴールデンレトリバーみたい。

「もう……」

思わず笑いながら、私も陸斗の背中に腕を回す。
そんな陸斗が、やっぱり大好きだった。

「……今の、ちょっと恥ずかしいな」
「自分で言ったんでしょ」