大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「ねえねえ、あの人凄いかっこいい」

そんな声が聞こえて、思わず振り返る。
少し離れた場所にいる三人組の女の子が、陸斗を見ていた。

またか……。
そう思った瞬間だった。

「隣にいるの、彼女かな?」
「な、わけないでしょ!」

楽しそうな笑い声が聞こえる。
そして――

「だって、釣り合ってないじゃん」

その言葉が、胸に刺さった。
分かっている。
陸斗は私を選んでくれている。
何度も大切にしてくれた。