大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

砂浜に書かれた私の名前。
それもまた、大切な思い出になった。

「なんか、腹減ったな」
「私のセリフ取らないで〜」
「食べる専門の彩葉だからな」
「納得しないでよ!」

思わず笑ってしまう。

「売店行こうか」

陸斗と並んで、砂浜の売店へ向かう。
海の匂いと、夏らしい賑やかな声。
それだけで特別な時間に感じた。

売店に着くと、陸斗は焼きそばとお茶を選ぶ。私はホットドッグと、かき氷を購入した。

「彩葉って、かき氷好きだよな」
「夏しかないイメージだから、つい買っちゃう!」