大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

波に身を任せながら空を見上げると、どこまでも青い景色が広がっていた。
青い海と空にスマホを向ける。
夏の日差しを浴びた海はきらきらと輝き、思わず写真に残したくなる景色だった。

「陸斗! 一緒に写真撮ろう!」
「おう」

私は昔、写真を撮られるのがあまり好きじゃなかった。
でも今は違う。

陸斗との思い出を、形に残しておきたい。
陸斗といると、「好き」が少しずつ増えていく。
景色も、自分の笑顔も。

コンプレックスだった自分のことまで、少しずつ愛せるようになった。