大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

私は小さく笑って、陸斗のもとへ駆け出した。

「もしかして、さっきの見てた?」
「……見てた」
「ごめん。不安にさせた?」
「ううん」

陸斗は安心したように笑った。

「でも、やっと『彼女がいる』って言えるようになった」

彼女って、私なんだ。
そう思うだけで、自然と笑みがこぼれた。
パラソルの下へ戻ると、陸斗がお茶を受け取った。

「ありがとう」
「どういたしまして」

隣に腰を下ろすと、陸斗がじっと私を見つめてくる。