大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

次は、陸斗が水着に着替えに行った。
見なくても分かる。
きっと、格好いいんだろうな。
ガチャリとドアが開く音がして、その方へ視線を向ける。

黒のサーフパンツに、さらりと羽織った白いシャツ。シンプルな格好なのに、思わず見惚れてしまう。
鍛えられた体つきも、健康的に焼けた肌も、朝の光によく映えていた。

「……格好いい」

気づけば、小さくそう呟いていた。

「そんなに見る?」

そう言われて初めて、自分がじっと見つめていたことに気づく。
恥ずかしくなって、慌てて目をそらした。

「ご、ごめん……」

すると陸斗が小さく笑う。

「嘘。見惚れられて嬉しかった」