大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「日本の朝って感じで落ち着くね」
「こういうの、いいよな」
「食べちゃお」
「彩葉専門の時間だな」
「私がよく食べるってこと!?」

陸斗がいたずらっぽい表情でこちらを見る。
その次の瞬間。

「彩葉の食べる姿、可愛いから好き」

さらっと、反則みたいなことを言う。
一気に顔が熱くなる。
思わず箸が止まり、視線をそらしてお茶に手を伸ばす。
ずるい、と思うのに、何も言い返せない。