湯気の立つ味噌汁、小鉢に盛られた小さな料理、焼き魚、つやのあるご飯。
ひとつひとつが丁寧に置かれていく音だけが、静かな部屋に落ちていく。
陸斗と私は、少しだけ距離を空けてその様子を見ていた。
まださっきまでの“手を繋いでいた空気”が残っていて、妙に落ち着かない。
最後にお茶が置かれて、仲居さんが一礼する。
「ごゆっくりどうぞ」
そう言って扉が静かに閉まると、部屋には朝食の香りだけが残った。
ひとつひとつが丁寧に置かれていく音だけが、静かな部屋に落ちていく。
陸斗と私は、少しだけ距離を空けてその様子を見ていた。
まださっきまでの“手を繋いでいた空気”が残っていて、妙に落ち着かない。
最後にお茶が置かれて、仲居さんが一礼する。
「ごゆっくりどうぞ」
そう言って扉が静かに閉まると、部屋には朝食の香りだけが残った。



