波の音と、小鳥のさえずりが微かに聞こえて、ゆっくりと目を覚ました。
目を開けると、見慣れない天井と部屋が目に入る。
――そうだ、私、陸斗と熱海に来てるんだ。
身体を動かそうとしたけれど、すぐに気づく。私は陸斗にしっかりと抱きしめられたまま眠っていた。
ああ、昨日のあの後──
安心したまま、いつの間にか寝落ちしてしまったんだ。陸斗が、甘えん坊の大型犬みたいに見えたのを思い出す。
窓から差し込む朝の光が、陸斗の柔らかな髪をそっと照らしていた。
「ゴールデンレトリバーのクリームみたいな色……」
そう小さく呟いた瞬間、陸斗がゆっくりと目を開けた。じっとこちらを見てくる。
……聞こえてたかもしれない。
「犬じゃないし」
やっぱり、と焦ったのに。
「散歩行こう」
そう続けるから、思わず笑ってしまった。
目を開けると、見慣れない天井と部屋が目に入る。
――そうだ、私、陸斗と熱海に来てるんだ。
身体を動かそうとしたけれど、すぐに気づく。私は陸斗にしっかりと抱きしめられたまま眠っていた。
ああ、昨日のあの後──
安心したまま、いつの間にか寝落ちしてしまったんだ。陸斗が、甘えん坊の大型犬みたいに見えたのを思い出す。
窓から差し込む朝の光が、陸斗の柔らかな髪をそっと照らしていた。
「ゴールデンレトリバーのクリームみたいな色……」
そう小さく呟いた瞬間、陸斗がゆっくりと目を開けた。じっとこちらを見てくる。
……聞こえてたかもしれない。
「犬じゃないし」
やっぱり、と焦ったのに。
「散歩行こう」
そう続けるから、思わず笑ってしまった。



