大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

陸斗の体温がすぐそこにある距離。

「……ほんとに何もしないから」
「うん……知ってる」

そう答えたのに、声が少しだけ震えた。

「……抱きしめたい」

甘えるような声で、陸斗が呟く。

「……いいよ」

その瞬間、全身を大きな腕がそっと包み込んだ。
眠らなきゃいけないのに、心臓だけがやけにうるさい。