大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

「嫌だったら、止めるから」

そう口にすると、陸斗の顔がゆっくりと近付いてくる。
嫌じゃない――。

気付けば、そっと瞼を閉じていた。
やがて、互いの唇がそっと重なる。
触れ合った瞬間、優しい温もりが伝わってきた。
キスって、こんなに幸せなんだ。

陸斗の胸にそっと添えた私の指先は、微かに震えていた。
そっと互いの身体が離れ、もう一度見つめ合う。

「お風呂入ろうかな……」

部屋にもお風呂があるから、さっとシャワーを浴びてこよう。

「俺はここで飲んで待ってる」

陸斗の表情が、いつもより柔らかく感じる。
テラスを後にして部屋の風呂場へ向かい、さっとシャワーを浴びた。

「さっきのキス、気持ちよかったな……」