大型犬男子は、今日も私を甘やかす

陸斗は「そっか」と小さく頷いて、ビールを一口飲んだ。

「雨だと仕事できないから、どっか行こう」

「うん」

思わず頷く。

少し前まで、休みの日に予定なんて入ることはほとんどなかった。

だからこそ、誰かと出かける約束があるだけで、胸が少し弾む。

なんだか、それだけで嬉しかった。

「お風呂入ってくる!」

ビールを飲み終えると、やることを先に済ませて、ゆっくり過ごしたくなった。

私はそのままお風呂へ向かう。

今日も少しだけ、自分のために時間をかける。

湯船に浸かり、スキンケアまで終えると、満たされた気持ちで脱衣所を後にした。