大型犬男子は、今日も私を甘やかす

陸斗は冷蔵庫からビールを二本取り出すと、そのうち一本を私の前に置いた。

「飲む?」

ゴクリと唾を飲み込む。

「うん!」

嬉しさを隠せないまま返事をして、プルタブを開ける。

プシュッという軽快な音が部屋に響き、思わず笑みがこぼれた。

「明日は雨っぽいな」

陸斗がスマホを見ながら、ぽつりと呟く。

雨か――。

通勤で少し濡れるくらいならいいけれど、昔から雨はあまり好きじゃない。

「雨なんだ!」

「明日、彩葉は仕事午前中だっけ?」

「うん。ちなみに、明後日は休みだよ」