大型犬男子は、今日も私を甘やかす

「半分払う!」

「いい」

「払う!」

陸斗は少し困ったような表情で、私を見た。

元彼と暮らしていた頃は、生活費も食費も、気づけば私が負担することが多かった。

あの頃のようにはなりたくない。

だから、陸斗にも同じ思いはさせたくなかった。

でも、その気持ちは陸斗にとって迷惑なのだろうか。

少しだけ、不安になった。

「なんか、ごめん」

うまく気持ちを伝えられない自分が、少しだけ情けなくなる。

「いや、俺が格好つけたかっただけ」

陸斗は照れくさそうに笑った。