大型犬男子は、今日も私を甘やかす

陸斗の分は紙袋にまとめて、部屋の前にそっと置いた。

それから少しして、鍵が開く音がして玄関が開いた。

陸斗はスーパーの袋を手に持っていて、買い物をしてきたことがわかる。

同じものを買っていなければいいけど――。

「今日は何食べる?」

「陸斗が好きなものでいいよ」

いつもと変わらない陸斗の様子に、今朝の出来事がまるで夢だったような気さえしてくる。

「俺の好きなものでいいの?」

「もちろんだよ」

「じゃあ、焼肉」