大型犬男子は、今日も私を甘やかす

いつも通りの朝を過ごし、職場へ向かう。

昨日、酔いすぎていた自分を反省する余裕もないまま、慌ただしさに押し流されていく。

タイムカードを押して作業場へ向かい、準備を整えて予約票に目を通した。

でも、予約票の「藤崎陸斗」という名前の欄を見た瞬間、胸が少し跳ねた。

「……絶対、私変!!」

思わず小さく声が出る。

ウインナーロール八個に、あんぱんとクリームパンがそれぞれ四つずつ。

今日も陸斗が買いに来る。

ただそれだけのことなのに、少し嬉しいと思ってしまう自分がいた。