大型犬男子は、今日も私を甘やかす

アラームの音で、目が覚める。

それは、私の日常では何も不思議じゃないはずの朝の光景だった――。

目を開けると、すぐ隣で眠っていたのは、間違いなく陸斗だった。

……え?

整った顔がすぐ目の前にあって、状況が理解できないまま、叫びたい衝動だけを必死に抑える。

とりあえず、服を着ていることに気づいて、ほっと胸を撫で下ろす。

陸斗の長いまつげが影を落としていて、やけに綺麗に見えた。

「……何見てんの」

低い声がして、心臓が跳ねる。