大型犬男子は、今日も私を甘やかす

「彼氏、働いてなくて」

「うん」

感情の起伏はほとんどない相槌。

それなのに、今の私にはそれが十分だった。

ちゃんと聞いてくれてる――

そう思うと、ダメ男を養っていた自分に気づいてしまって、酎ハイを一気に流し込む。

「家事も一切しないんだよ!!」

「まじか」

「酷いでしょ!!」

陸斗が迷惑がっているかもしれないことも考えられないくらい、口が止まらない。

そのくせ、話したい欲だけがどんどん溢れていく。