大型犬男子は、今日も私を甘やかす

そんな私を気にする様子もなく、陸斗は皿洗いを続けている。

どうして私は、こんなに寂しかったんだろうーー

そんなことを考えたとき、ぽつりと口が動いた。

「最近、彼氏に振られたんだ」

「そうなんだ」

陸斗の返事は、いつも通り静かで、それ以上でもそれ以下でもなかった。

きっと、彼にとっては深刻な話でも、特別な話でもないのだろう。

それでも、私は言いたかった。

誰にも言えずに溜め込んでいたものが、もう限界だったから。

行き場のない気持ちが、今にも溢れそうだった。