大型犬男子は、今日も私を甘やかす

陸斗はビールの缶を手にしたまま、食器を持って台所へ向かっていった。

気になって、私も酎ハイを持ったまま後を追うと、水を出して皿洗いを始めているところだった。

「え、ええ!私、やるよ!」

「酔ってるから、危ない」

「気を使いすぎだよ……」

そう言いながらも、正直ちょっと嬉しいのは、なんでだろう。

普段なら、こんなこと絶対にしない。

でも今は、誰かのそばにいたくて、気づけば陸斗の足元に肩を寄せるようにして、ちょこんと座っていた。